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ベトナムツアー日記④ | 2016.06.10

ホイアンでのんびりした時間もあっというまに終わり、いざ大都会ホーチミンへ。ツアー最終日ということもあって、メンバー皆さんの体調を見つつ、ベトナム経験の有無やリクエストなども取り入れながら、スケジュール半分は現地にてアドリブで組み立てようと思っていました。旅はそういうものだと思っています。

 

ホテルに荷物を置いたら腹ごしらえ。といっても、到着は夜9時をまわっていたので、深夜の胃袋をサクッと満たしてくれるものをチョイス。

 

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前半チームは、ベンタイン市場のナイトマーケット食堂へ。えびの青米衣揚げでビールを傾けつつ、

 

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ゆで豚肉のライスペーパー巻きを食す。ここでは「露干しライスペーパー」と呼ばれるものを使っているのが特徴、フカフカとやわらかな食感が絶品。複雑で豊満なハーブがたっぷり添えられると、ああ南部に来たなぁ!と思う。この料理めざしてナイトマーケットを訪れる、といっても過言ではない大好物です。

 

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後半チームは、南部の郷土麺・フーティウの専門店へ。24時間営業の心強い存在。五目フーティウは、豚骨やスルメからとった滋味深く甘いスープに、えびや豚肉やレバーなど具だくさん。さらに、春菊やセロリやもやしなど卓上野菜もどっさり。これもまたホーチミンでは外せない逸品です。

 

最終日の昼食は、南部スタイルの家庭料理レストランへ。

 

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オクラとトマトの炒め、豚肉と卵の甘じょっぱい煮もの、ココナッツの実サラダ。

 

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肉詰めレモングラスのグリル、レモングラス塩のせ揚げ豆腐、ティエンリー(夜来香)の蕾の炒め、しじみとディルのスープ。

都心部の路地奥、雑多なアパートの屋上。それが今のホーチミンにおけるレストランの流行。「懐かしい家庭料理」というコンセプトは珍しくないし、コストパフォーマンスもサービスにはちょっと足りないけれど、この町の風と光をきちんと生かしていて居心地よくてうれしいなぁ。そういう1軒。

 

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空港へ向かう前の夕食は、バイン・セオ専門店へ(前半チーム)。南部のバイン・セオはビッグサイズ、カラシ菜で巻いて食べるのが定番です。バイン・セオだけでなく、揚げ春巻きやハスの茎のサラダなど、誰もがうなずけるおいしいベトナム料理を網羅できるのが、老舗店としての面目躍如。

 

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リクエストが出たレストランへ、私も初めての来訪(後半チーム)。ベトナム初心者による「やっぱり生春巻き&揚げ春巻きを食べたい!」という声にお答えした前菜盛り合わせ。私は何年ぶりかに現地で生春巻きを食べました。

 

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ホーチミンリピーターの生徒さんリクエストにより、空港へ向かう道中、大好きなバイン・ミー屋へも寄り道。夕方から営業、1日にものすごい数をさばく行列必至のローカル店です。タクシーの運転手さんに「空港の前にここへ寄って。ちょっと時間かかるかも」と言ったら、「おー、バイン・ミーやな。待っとるさかい好きなだけ買うてこい」と励まされた。

 

そんなこんなで、10日間にわたるツアーアテンドは無事に終了。ふだん1人旅ばかりしている私に至らぬ点は多々ありましたが、ベトナムで生徒さんの笑顔を見る日々は本当に幸せでした。ご参加していただいた皆さま、心からありがとうございます。